キースビーハン ミディアムシップ体験レポート~第1回目~
ミディアムシップ1期生募集!
「キース・ビーハン ミディアムシップスクール開講!1期生募集!」そのメールマガジンは2015年の3月、突然私のもとに届きました。「あの!SAGB(英国スピリチュアル協会)で看板講師を務めた先生が、日本でクラスを開講する!」そう思ったら、申し込んでもないのになぜか胸がドキドキ。初めてミディアムシップの存在を知ったと時の興奮をよく覚えています。とは言え「いったいどんな人が参加するのだろう?」と正直、他人ごとのように考えていました。
ミディアムシップとはスピリットからのメッセージを受け取り、現世の方へそのメッセージを伝える役割を持つミディアムを育てるクラスです。講師はイギリスの伝統的なミディアムの学校、SAGB(英国スピリチュアル協会)で活躍されていたキース・ビーハン先生。朝10時~夕方6時までの2日間を年4回でこなしていくレッスン。先生指導のもとミディアムに必要不可欠な心得や技術を習得していきます。
きっかけは「癒しフェア」
私がキース先生を初めて知ったのは、2014年の癒しフェアで先生のシッティングによるデモンストレーションを拝見したときです。シッティングとは、会場に集まったお客さんの中で、今メッセージを必要とされている方のスピリットから、先生がメッセージを受け取り伝えるデモンストレーションのことです。実際の様子を見ていると、シッティングを受けた方の表情や驚き具合から先生伝えるメッセージの正確さが伝わってきます。さらに、その言葉の温かさに会場の皆さんの顔もだんだんと穏やかになり癒されたようでした。キース先生曰く「スピリットから個人へ宛てられたメッセージでも、会場にいる全ての方へ共通するメッセージでもある」そうです。その時、心から「こんな方に会いたかったー!」と思いました。でもまさか自分がミディアムシップに参加するとは思いもしません。「ミディアムシップなんて受講料もとってもいいお値段だし、私には分不相応だ」というのが正直なところでした。 先生のシッティングを「当たる」とか「ズバリ」と表現されるのをよく聞きます。たしかにそうなのですが、個人的には「ミディアムが伝えるスピリットからのメッセージに優しさや愛を感じることができるか?」ということの方がもっともっと大切だと思います。
スピリットからの嬉しいお叱りでミディアムシップの参加を決意
先生の言葉から、スピリットからの深い優しさを感じた私は「是非直接お会いして話したい!」という強い衝動にかられて、2015年3月個人セッションと1dayワークショップを受講しました。
キース先生に実際にお会いしてみると「ほわ~っ」と温かいオーラがあり、一緒にいるだけで癒され安心感が広がります。あの癒し系の笑顔に和む日本女子も多いのではないでしょうか。個人セッションでは私のスピリットから「自分の軸がブレブレじゃー!!」と温かいお叱りのメッセージをいただき、号泣。たとえ叱られてでも、本当に自分に必要なことを言ってもらえると、涙がでるくらい嬉しいものですね。その時ばかりは先生の穏やかでチャーミングな笑顔も消え、真剣な眼差しに変わっていました。「プロフェッショナルとはいえ、ここまで真剣になれるって凄いな~」と泣きながらも感心。 その時はいろいろとトラブルがあり、現実から逃げ出したい気持ちでいっぱいだったのですが、個人セッションでの体験が、今までの自分のあり方を振り返るきっかけに。「このまま心の軸がブレた人生を送るのか?本当にそれでいいのか?」と何日も自問自答した末に「心の底から自分を立て直したい」という答えに行き着き、ミディアムシップの参加を決意しました。
2015年4月11日(土)の第1回目を五反田にあるエルアルラさんの池田山事務所で迎えることとなりました。
いよいよミディアムシップがスタート!!
池田山の事務所は五反田駅から徒歩5分くらいの場所にあります。公園を通り抜け坂道をのぼり、事務所の付近になると、駅前の喧騒がなくなり五反田にいることを忘れそうなくらい閑静な場所になります。ミディアムシップの初日を緊張しながらもウキウキした足取りで向いました。
クラスは全員で10数名。 ます最初に教科書としてファイルが配られました。先生はイギリス人なので学ぶ内容は英語と日本語の両方で書かれています。 最初のページには「キース・ビーハン ミディアム能力開発コース」と書かれています。「自分の能力 がどのよう開発されていくのだろう?」とドキドキしながらページをめくっていきました。
先生と通訳をしてくださる谷崎ともみさんの紹介後、待ちに待ったレッスンが開始!
ミディアムとしての心構えは「他人と自分を比べないこと」
英語と日本語を交互に聞きながら、まずはミディアムとしての心構えを伝授されました。何千?何万?回のセッションと講師としての豊富な経験をもつ先生の言葉には、厳しい中にもスピリットの愛に溢れたメッセージが沢山。その中でも特に大事なことは「自分と他人を比べないこと」でした。 いろんなテーマに基づきワークをしていくと、人によって全然ちがう結果がでます。 学びの進み具合やその時に必要なことはそれぞれ違うので、良し悪しの判断ではなく、自分にフォーカスすることが必要とされます。
私は割と想像力が豊かなので、瞑想などのワークをすると自然の景色や人や動物が浮かんできたり、たまにメロディーや楽器の音などが聞えてきますが、「これはメッセージなのかどうか?」と探ることはせず、見えたものを純粋に 楽しむように心がけました。
ミディアムに必要なスキル
2日間を通していろんなことを学んでいきます。オーラを感じる練習は、ペアを組んでお互いのオーラを感じたり先生のオーラに触れたりして実感を深めました。「 オーラ」というと、つい人間のオーラを連想してしまうのですが、物や場所にも感じることができます。 でもよく考えると、カフェや電車の中、よく行く公園などで無意識に座り心地の良い場所や落ち着く場所を選んでいたのを思い出しました。日常的に物や場所が発するオーラを感じ取っていたのだと納得。その他ミディアムに必要な、心のバランスが乱れたときに、乱れを立て直すセンタリングのワークやクレアボヤンス(透視)、クレアオーディエンス(透聴)、クレアセンティエンス(明確なフィーリング)のトレーニングなど、スピリットとコミュニケーションをとる方法を学びました。 1つ1つのスキルに集中し、時間をかけて理解を深めていくことは、決して楽しいだけではありません。先生がクライアントにセッションをされるときは、こういったスキルを総動員させお一人お一人を対応されているのだと気がつくこともありました。
クレアボヤンス、クレアオーディエンス、クレアセンティエンスについてはこちら
http://www.el-aura.com/keithbehan20152post_220-html/
失敗も成功も全てがお互いの学びに必要
レッスン中は「学びの場」と思い、取り繕ったりせず、できるだけ自然体(そのままの自分)で参加するように心がけました。そのせいか競争心がまるだしになってしまったり、焦って答えをだしてしまったりと失敗だらけ。ですが「失敗も成功も全てがお互いの学びになる」そんな意識が自然とクラスに生まれたような気がします。クラスメイトやペアを組んでワークをしたパートナーと、感じたことや思ったことを共有する体験は、想像したいた以上に楽しかったです。 私自身は実際にミディアムとして活躍できていませんし、霊視や霊聴といった能力が秀でてあるわけではありませんが(これから頑張ります!)、こういったワークを心底楽しんで参加できることが自分の才能なのかな?と思いました。 学んだこと全てが新鮮で興味深く、新しい体験の連続です。さすがに夕方にはへとへと。でもその疲れが充実感となって返ってくるところもまたミディアムシップの魅力。座って受講する私がこんなに疲れたのだから、先生や通訳の谷崎さんの忍耐力や集中力には感嘆しました。
最後には第2回目までに行う宿題をいただき、第1回目は終了。これから先の自分の成長が楽しみになったと同時に、今までさぼりがちだった瞑想も、心を入れ替えて取り組むことにしました。次回にむけてこの2日間で学んだことを実践できるように頑張ります!
体験は何ごとにも代えられない宝物
今回こうして体験レポートを書かせていただいた理由には、沢山の方にキース先生の魅力やミディアムシップで得た素晴らしい体験をお伝えしたい気持ちがあったからです。
読書や話を聴くなどをしてスピリット界の素晴らしさを知る方法もありますが「自ら体験して経験を得る」というのは何ごとにも代えられない宝物になります。 キース先生、ともみさん、クラスの皆さん、エルアウラさん本当にありがとうございました。
文:井上さん
※この体験や感想はあくまでも私個人の感覚に基づきます。